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いびきの原因|意外と怖いいびきの正体とは?

 2017/01/06 健康   203 Views

日本人でいびきをかくのは5人に1人と言われています。
もし旅行などで5人で同じ部屋に宿泊したら、誰かがいびきをかく確率がとても高いのです。

女性よりは男性のほうがいびきをかく割合は高いのですが、いびきで悩んでいるのは女性のほうが圧倒的に多いそうです。
やはり自分のいびきを人に聞かれるのが恥ずかしいというのは、女性として当たり前のことかもしれませんね。

しかし、重要なのはいびきをかくことによって睡眠の質が低下することです。
睡眠不足になると生活や仕事に支障がでるばかりでなく、精神的にもストレスがたまったりしてさまざまな悪影響が出てきます。

そんないびきの原因って何があるのかご存じでしょうか?
いびきをかいている人を見るのはしょっちゅうあるかもしれませんが、意外といびきの原因を知っている人は少ないのではないでしょうか。

当記事ではいきびの原因やいびきの仕組みと種類、さらにいびきをかきにくくする方法について解説します。

 

いびきの原因はさまざま!

いびきの原因は実に多種多様で、さまざまな原因があることがわかっています。
もし自分がいびきをかいていることが判明した場合は、まずいびきの原因を追究することが大事です。

いびきの原因を大きく分類すると、以下の4つとなります。

体型や体の構造
生活習慣や環境
病気
一時的なもの

 

単純ないびきの原因の場合は、その原因を取り除くだけでいびきが解消できるものもあります。
しかし、中には怖い病気が原因でいびきをかくことがあり、それを放置すると大変なことになる可能性があります。

いびきの原因について詳しく触れる前に、まずはいびきの仕組みについて解説します。

 

いびきの仕組み

大きないびきをかいている人を見ると、鼻から「ゴーッ」という音がしているように思えますよね。
このことから、いびきの原因は鼻にあると思っている方も多いかもしれません。
しかし、いびきの原因は鼻ではなく別の部分にあるのです。

人は起きている時にはいびきをかくことはありませんが、眠っている時にいびきをかくことがあります。
なぜ眠っている時にだけいびきをかくのでしょうか。

人が起きている時は、気道が以下のような状態になっています。

   画像出典:http://suimin-shougai.net/

 
このように、呼吸をするたびに空気が気道をスムーズに通ります。
ただ、この気道はもともと狭い器官で、ほこりやゴミなどの異物が入りにくくなっています。

眠っている時には体中の筋肉がゆるみますので、気道の「軟口蓋」の部分がゆるんで気道を圧迫し、そこを空気が通る時に軟口蓋が振動するためにいびきが発生します。

   画像出典:http://suimin-shougai.net/

 
つまり、いびきの原因を探るためには、気道の軟口蓋がなぜ気道を圧迫するのかを追求する必要があります。

 

いびきの原因

いびきの原因は、一過性のものから重大な病気にいたるまで、多岐にわたります。
もし自分がいびきをかいていることがわかった場合には、できるだけ早く原因を突き止めて対応する必要があります。

 

肥満

いびきの原因で一番多いのが肥満です。
肥満になると体内にも多くの脂肪が付きます。

気道も例外ではなく、肥満が原因で気道のいたる部分に脂肪が付いてしまいます。
前述したように、気道はもともと狭い上に、異物が混入しにくいように部分的に極端に狭くなっている部分もあります。
そこに脂肪が付き始めると、気道が極端に狭くなり、軟口蓋が気道を圧迫していびきの原因となってしまいます。

 

寝ている姿勢

寝ている姿勢によっても、いびきの原因となることが知られています。
仰向けに寝ると舌根(舌の付け根)が重力によって下に下がり、気道を圧迫しやすい状態になります。

そうなると常に気道が狭い状態になり、いびきをかきやすくなってしまいます。
いつも仰向けに寝ていびきをかきやすい人は、できるだけ仰向けに寝ないようにしましょう。

 

口呼吸

人間は基本的に鼻で呼吸をするのが自然な形ですが、さまざまな原因で口呼吸をすることがあります。
例えば、いつも無意識のうちに口が開いている人や、鼻に疾患がある場合などは、口呼吸になりやすいと言われています。


   画像出典:http://www.ginzacollege-med.com/ibiki-taisaku/

 
そのような方は寝ている時にも口呼吸をしている場合が多く、それがいびきの原因となります。
寝ている時に口呼吸をすると舌根が落ち込みやすくなり、結果的に気道が狭くなってしまいます。

また、鼻に疾患があったり風邪をひいたりして鼻がつまっている場合には、自然と口呼吸になっていびきの原因となります。

 

扁桃腺肥大

扁桃腺とは喉の奥にあり、喉の両側から突き出している器官です。
通常は扁桃腺はさほど大きくありませんが、扁桃腺が大きくなって扁桃腺肥大の状態になることがあります。


   画像出典:http://www.sakai-jibika.jp/illness/nodo02.html

 
扁桃腺は体内に侵入しようとする病原体に対する免疫の役割を持っています。
特に子供の頃は体全体の免疫機能が不十分なため、扁桃腺が大きくなっていることが多く、成人に近づくにつれて徐々に扁桃腺が小さくなっていく傾向があります。

しかし、扁桃腺が極端に大きくなりすぎていたり、大人になっても扁桃腺が小さくならない場合には、いびきの原因となります。
扁桃腺は成長とともに小さくなることが多いので、子供の頃は様子を見る場合もありますが、呼吸困難が見られる場合には医療機関と相談する必要があります。

 

顎が小さい

現代人は顎が小さい人が増えていると言われています。
これは過去よりも現代のほうが食べやすい食べ物を多く食べ、かむ力が弱くなるとともに下あごが小さくなったと考えられています。

顎が小さいと寝ている時に舌が下あごに収まりきらなくなり、舌が軟口蓋を押し下げて気道を狭くして、いびきの原因となってしまいます。

顎の形や大きさは生まれつきのもので対処のしようがありませんが、顎を引き出すマウスピースも販売されています。
顎が小さいのがいびきの原因となっている方は、マウスピースの使用も考慮しましょう。

 

高齢

高齢になると体全体の筋肉が衰えると当時に、のどや舌の筋肉も弱くなってきます。
そうすると舌がのどのほうへ下がりやすくなり、気道をふさぐためにいびきの原因となります。

また、高齢者にいびきが多くなるのは、女性ホルモンが関係しています。
女性ホルモンは更年期から徐々に分泌量が減少し、高齢になればなるほど女性ホルモンが減少します。

女性ホルモンは上気道開大筋の働きを活発にする作用があり、この筋肉がしっかり働いている場合は気道が広く保たれて空気の通りがよくなります。
しかし、この女性ホルモンが減少すると上気道開大筋がゆるんでしまい、気道が狭くなっていびきの原因につながります。

さらに、高齢者のいびきは高血圧・心筋梗塞・狭心症・脳卒中・脳梗塞などの前兆となるケースもありますので注意してください。

 

アルコール

アルコールには筋肉の弛緩作用があり、気道内の筋肉もゆるむので、気道が狭くなっていびきの原因になることがあります。

また、お酒をたくさん飲んだ時に、やたらと鼻がつまることがありませんか?
それは、アルコールには血行を促進する作用があり、それによって鼻の粘膜が腫れて鼻づまりしやすくなるのです。
鼻がつまると口呼吸になってしまい、それがいびきの原因となってしまいます。

ただ、アルコールが原因のいびきは一過性のものであり、日常的にいびきをかいていない人がお酒を飲んだ時にだけいびきをかく場合は、さほど心配する必要はありません。

 

いびきをかきにくくする方法

いびきの原因は多種多様であることがおわかりいただけたと思いますが、その原因を基にしていびきをかきにくくする方法を探ってみました。
いびきを根治する方法から一時的にいびきを軽減する方法などがありますが、いびきの原因が判明した方はぜひ取り組んでみてください。

 

体から脂肪を少なくする

いびきの原因で一番多いのは肥満ですので、もし太っていていびきがひどい方は、肥満が原因となっている可能性が高いです。
また、見た目は太っていなくても体脂肪率が高い人は、体内の見えない部分に脂肪が付いている場合もあります。

そうなると気道の周りにも脂肪が付いてしまい、気道が狭くなっていびきの原因になります。
そんな方は食生活を改善したりダイエットをしたりして、肥満を解消するようにしましょう。

 

横向きに寝る

前述したように、仰向けに寝るといびきの原因となりますので、仰向けに寝るのがいびきの原因になっている方は横向きに寝るようにしましょう。

ただし、ずっと仰向けに寝るのが癖になっている方はなかなか横向きに寝れないこともあるでしょう。

そんな場合は、枕のどちらかの側にタオルなどを入れて枕に傾斜をつける方法があります。
また、横向きに寝やすくなるようないびき防止用の枕も販売されています。

その他にも抱き枕を使う方法もあります。
抱き枕は寝ている時の体の圧力を分散してくれますので、横向きに寝やすくなります。

 

口呼吸を改善する

いびきをかいている人を観察すると、ほとんどの人が口を開けていることに気がつくはずです。
それほどいびきと口呼吸は密接に関連しています。

いびきがひどい人で日頃から口呼吸をすることが多い方は、日頃から鼻呼吸をするように心がけましょう。
と言っても、寝ている間は無意識のうちに口呼吸になっているので、どうにもならないですよね。

そのような時には、口呼吸改善用の「口閉じテープ」も販売されていますので、使用してみたらいかがでしょうか。

また、口呼吸になってしまう原因として、アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎などの鼻の病気が影響していることも多いです。
日常的に鼻づまりがひどい場合には、医療機関で相談して手術をする方法もあります。

 

いびき対策の体操を行う

いびきの対策で簡単にできる方法として、いびき体操があります。
いろんないびき体操が紹介されていますが、中でも有名なのが「あいうべ体操」です。

   画像出典:http://mirai-iryou.com/mc_aiube.html

あいうべ体操は「みらいクリニック」の今井一彰先生が考案したいびき体操です。
今井先生はいびきの対策や口呼吸、さらにあいうべ体操の著書も出されている専門家なので、体操の内容としてはまず間違いないでしょう。

あいうべ体操は、口呼吸が原因でいびきをかいている方に特に効果があります。
また、口呼吸は多くの病気の原因となったり症状を悪化させることもありますので、日頃から口呼吸をしている方はぜひ取り組んでみてください。

 

アルコール類は少量に抑える

いつもはいびきをかかないのに、お酒を飲んだ日の夜だけいびきをかく場合は、アルコールがいびきの原因となっています。
このようないびきは一過性ですので、寝る前にはお酒を飲まないか少量に抑えたほうがいいでしょう。

しかし、楽しいとついついお酒をたくさん飲んでしまうものです。
そんな時には、お酒を飲んだ後に水分をしっかり補給しましょう。
さらに二日酔い防止の薬やサプリメントを飲むとアルコールの影響が軽減されます。

 

いびきが原因の睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

たかがいびき、されどいびき。
いびきを軽く見ていると、命に関わる重大なことに発展する可能性があります。

それは「睡眠時無呼吸症候群」です。
Sleep Apnea Syndromeの頭文字でSAS(サス)とも呼ばれます。

以前に、睡眠時無呼吸症候群が原因の居眠り運転で、新幹線やバス、トラックの運転手が事故を起こし、大きな問題になったことがあります。

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
人間が生きていく上で不可欠な活動の一つである呼吸が止まるわけですから、健康にいいわけがありません。

また、睡眠時無呼吸症候群の患者の95%が、治療を始める前にいびきをかいていたことがわかっています。
日常的にいびきをかいている方は、いびきが原因で睡眠時無呼吸症候群になっている可能性が十分にあります。

この睡眠時無呼吸症候群になると、以下の病気のリスクが高いことが統計上わかっています。

睡眠時無呼吸症候群によるリスク
高血圧、心不全、糖尿病、うつ病、脂質異常症

さらに厄介なのは、寝ている間は自分のことがわかりませんので、睡眠時無呼吸症候群に気がつかないまま経過してしまうことです。
他人に「いびきがひどい」と言われたことがある人は、まず睡眠時無呼吸症候群でないかどうか確認したほうがいいでしょう。

調査の方法としては、自分の睡眠時の状態を確認するアプリなどもありますし、本格的に医療機関で検査をする方法もあります。
いずれにしろ睡眠時無呼吸症候群であることが判明した場合には、早めに治療をすることをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしょうか。

当記事ではいびきの原因と対策、さらに睡眠時無呼吸症候群について解説しました。

いびきの原因はさまざまで、さらにいびきが原因で病気に発展することがおわかりいただけましたか。
たまにいびきをかく散発性いびきの場合はあまり気にする必要はありませんが、毎日のようにいびきをかく習慣性いびきの場合は要注意です。

「自分はいびきをかかない」と思っていても、ひょっとすると寝ている間にいびきをかいているかもしれませんよ。
眠っている間のことは、自分では何もわかりませんから。
心配な方は、寝ている間にパートナーに観察してもらったり、睡眠記録アプリで確認されることをおすすめします。

 

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